2012/01/22

To be, or not to be?


昨年の、年も押し迫ったある日、
ベネッセ『こどもちゃれんじ』の編集者より、
年間連載のオファーをいただく。

内容は8ページの絵本形式。

でも。キャラクターは決定済みで、
ストーリーも編集部が起こしたものを使う。


To be, or not to be?


と、悩む。


第一に、ぼくじゃなくてもいい仕事であり、
制作過程において根幹ともいえる部分を握られ、
果たしてぼくはゲームをつくっていけるのか?
なによりも、これだけのボリュームのものを
毎月こなしていくことにより、
次作絵本の構想を考える時間がなくなることがつらい。


でも。


このブログを読んでくれたという編集者からのメールに、
ぼくの絵と文章には、うつくしい力があるなと思ったと、
それはきれいな力です。と、書かれており。

それを読んだ奥さんは、
「このお仕事は受けるべきよ」
といった。


ぼくにとって奥さんの言葉は、
十戒におけるモーゼの言葉に等しく。


ということで、


To be にした。


それに伴い、この仕事へのアプローチを変えた。


キャラとストーリーが決まってるなか、
絵のみでどれだけ自分の世界を構築できるか
(どこまでゲームをつくっていけるか)、
また、どうせ描くなら、次作へ繋がるものを
描いていこうと。愉しみながら。


そして、4月号があがった。


Img_120122

※男の子のキャラだけが、ぼくのものではない。
 また、この他に4点の絵があり、ストーリーは構成されている。


とりあえず一発めは、
十分繋がるものを描けたと満足している。


3、4歳のおこさまをお持ちのおやごさま、
『こどもちゃれんじ/ほっぷ』を4月号から!


ぜひ!


P.S.

メールを受け取った翌日の打ち合わせで
お会いしたその編集者は、とてもキュートな方で、
"To be"にしたのはそのせいもあるということを、
こっそり付け加えておこうw。


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2012/01/15

祝福された一日。


土曜日の午後2時半。
突如、鶴岡八幡宮へ
初詣に行こうと決意。


躊躇する奥さんを
強い意志で道連れに。
(年に3回ばかりある「亭主関白の日」なのだ)


ホームに出ると、
すぐ横浜市営地下鉄はやってきた。
そして横浜駅のホームには、
湘南新宿ラインが停まっていた。


我々は祝福されているように、
僅か43分間で
鎌倉駅のホームに立っていた。


Img_120115_01

やはり夕方近いとはいっても土曜日の鎌倉は、
火曜日の竹下通りのような光景だった。


八幡宮へ向かう途中、
いつもは混んでいて入れないと奥さんがいう蕎麦屋が、
空いていたのでひと休み。

やはり我々は祝福されているのだ。
(こういった場合「単に空いている時間帯だからよ」などというオトナな発想は捨て去った方が良い)

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そして八幡宮。


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おみくじは、


自ら楽しんで行ける性質を恵まれています。
心配はきりのないもの、苦悩はきっとあります。
世間は虚ろで自分の心が実です。
心を豊かにして行けば笑いが自然に湧く様になります。


とてもグッド。


でも、隅っこに、


国語の実力が少し足りぬ


とも書かれているが、
まぁそれは致し方なし。


その後、黙々と歩き、
由比ヶ浜へ出る。

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その後も黙々と歩きつづけ、
鎌倉駅へ戻る。

途中、ここもいつもは混んでいて入れないという
カフェが空いていたのでひと休み。

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しかし花屋さんを併設している
そのナチュラルな佇まいのカフェに流れている曲が
ヒップホップミュージックで、そのハードなスクラッチ音が
ミスマッチを遙かに通り越したかなりの違和感。


でもぼくは祝福された一日を想い、
ひとり静かにずずっとヘーゼルナッツラテを飲む。


P.S.

そういえば、鎌倉を歩く人たちは、
かなりの確率で『パタゴニア』を着用していた。

きっと4時間程の滞在で、
『32パタ』くらいいた気がする。
(途中まで、1パタ2パタと数えていた愚かなぼく…)


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2012/01/11

古い歌。


新刊が出版されたというのに、
なんだかひさしぶりのアップデートで。。

とりあえず、


謹賀新年


ということで。


Img_120111


12月あたまにあった『おすしのうた』の印刷立ち合い。
そのコンクリート剥き出しの冷え切った印刷所にて、
半日を過ごさなければならなかったため、
村上春樹的にいえば、ぼくのなかの何かが確実に損なわれ、
それ以来、背中の痛み、首の痛み、肩の痛み、
そしてそれらが治まった12月下旬あたりから、
ひさしぶりに風邪をひき、それがぶり返し、こじれ、
そんななかベネッセからの年間での仕事を受け、
(それについてはまた別の機会にアップします)
それはタフな年末年始を過ごしていた訳であり。


しかし要は年のせいだと。


もう若くないさと君に言い訳したね♪

と、古い歌を口ずさみながら。


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2011/12/18

伝説の宮大工の仕事。


『おすしのうた』の見本届く。


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と、画像をのせても、
これまでのダミーや色校の画像と
同じもののようにみえるだろうけれど。。


ぜひ本文はご自身の眼で!


で。今日はもうひとつ、


ここをぜひみてもらいたい!


というポイントを。


それは「背表紙」と「オビ」の「木目」が
ビシっ!と背で合っているという、
まるで伝説の宮大工の仕事のような箇所。


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職人技です。
(ってじつはとても簡単なことなんですが…)


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2011/12/13

カリフォルニアロールの変遷。


新作絵本「おすしのうた」。


印刷も無事終了し、
あとは刊行を待つのみ。

ということで、

ラフスケッチをまとめていた
クロッキー帳を繰ってみる。


そこで今回はそのなかから、
カリフォルニアロールのキャラが
いかに構築されていったかを
振り返ってみる。


まずは最初に描いたもの。
頭がアボガドのつもり(結構気に入っていた)。

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でも。どうなんだと。
他のキャラクターとの釣り合いが
とれないんじゃないかと。

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カウボーイハットを被せてみたり。

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少しずつ固まってくる(これでも)。

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ジーン・ハックマンのイメージ。
固まりかけていたものが崩れる。

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ここでずっと高かった鼻を変える。
そして顔をのり巻きの断面に。

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再び固まってくる。

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ほぼ最終モデルに近いものがあがる。

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色をつけてみる。

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そして更にここから
マイナーチェンジを繰り返し、
最終モデルに至る。


その最終モデルは
ぜひ書店でみてください。


クリスマスの喧噪が去った後、
年の瀬の書店に静かに並ぶはずなので。。


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2011/11/12

落款印。


「おすしのうた」が刊行されたら、
何本か無地の白い扇子に、
書をしたためようかと考えている。


おすしはおすき?


などと。


今日、その書の横にビシっ!と押すための、
落款印のデータをつくり、
あるハンコ屋さんにメールで送った。


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イメージは、カウボーイがじゅじゅじゅっ!と、
ウシさんのおしりにつける焼き印。


なかなか味わい深い落款印じゃないかと。


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2011/11/09

おすしのうた初校アカ入れ完了。


初校のアカ入れ、
たっぷり5時間かけ、
無事完了。


最初はパブロ・カザルス先生の
バッハ無伴奏チェロ組曲を聴きながら始めた
アカ入れも、最後は無音のまま静かにおわる。


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先日ここにアップしたポストカードのデータとともに、
明日、編集者K氏に渡す。


とうとう来週は本機校正。


K氏がビシっ!と立ち会ってくれる予定。
その後は彼の立てたスケジュールによると、
その校正を戻し、念校を経て、


責了。


そしてぼくがバキっ!と立ち会っての印刷本番へ。


おすしステージも残り僅か。


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2011/11/08

おすしのうた販促用ポストカード。


コンセプトを「寿司折り」とした
販促用ポストカードおみやげバージョン。


POPとしても使用できるスグレモノ。


Img_111108


制作過程で偶然手に入れ、
「オビ」にも思いっきり使っている
「焼き文字」をフィーチャリング。


いままでみてきたどんなPhotoshopの
チュートリアルでも出逢えなかった
オリジナル本格的焼き文字。


どこでこのカードをゲットできるのかは不明ですが、
(多分、大型書店に配布されるのかなぁ)
手にとってみてもらえたら嬉しいです。


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2011/10/31

おすしのうた入稿完了。


製版屋さんが出力してくれた
全データのプリントアウトを
トンボに沿って切り、
大量のスプレーのりを吹きかけ、
同判型の絵本に貼り込み、
つくりあげたダミー絵本。


ダミーといっても
「色味」の差異があるのみで、
かぎりなく最終形に近く。


「カタチ」として、
おすしたちの世界が立ちあがる。


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全データを焼き込んだCDR8枚と、
(6枚めを焼いているときに、USBメモリに入れればいいんじゃん!と気づいた愚かなるぼく…)
そのダミー本を手に、入稿打ち合わせへ。


いつものようにビールを。昼間から。


そして編集者K氏とともに、
将棋の感想戦のようにダミー本を繰り、
一見開きごとに修正点等の確認作業。


親密な空間。


本日無事入稿完了。


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2011/10/20

新作絵本表紙画像公開。


新作ミクスチャー絵本の
全着色作業完了を祝し、
表紙画像を公開します。


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本格江戸前回転寿司絵本

おすしのうた


来年元旦発売!

(元旦に営業している書店なんてあるの?というのは、また別の話)


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